1950-03-29 第7回国会 参議院 予算委員会 第24号
税法ぎりぎり一杯取つていないでも二十三年度におきましては、或いは本年度におきましても、税金は殺人税金、或いは徴税税金と、こう言つて物凄い摩擦が納税者と税務当局の間に起きておるわけであります。これはやはり税務署員が法律を守つて忠実に実施しても、決して国民から非難を受けない、或いは憎まれもしない、そうして税法通りにさえやれば、公平適正に課税されるような税法ができなくちやならない。
税法ぎりぎり一杯取つていないでも二十三年度におきましては、或いは本年度におきましても、税金は殺人税金、或いは徴税税金と、こう言つて物凄い摩擦が納税者と税務当局の間に起きておるわけであります。これはやはり税務署員が法律を守つて忠実に実施しても、決して国民から非難を受けない、或いは憎まれもしない、そうして税法通りにさえやれば、公平適正に課税されるような税法ができなくちやならない。
このように税務署では、税法通りにぎりぎり一杯課税しなくても、殺人税金だ、或いは徴税恐慌だと、ものすごい摩擦が続いて来ておるのはどういうわけでありましよう。これはやつぱり税法そのものが、苛酷である、税率そのものが高過ぎたからである。尚扶養控除、基礎控除等が低すぎたからである。かように私は考えるのであります。
あるいは殺人税金と言われておるのであります。靜岡縣浜名郡小野口村とか、あるいは関西地方には、税金のために遂に変死をしたという者も数名見受けられております。まつたく殺人税金と言われるような場面に直面してまいつておるのであります。